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2013年10月21日

アミューズメントジャパンに掲載されました。

HALL REPORT

   まるみつ霧島店(鹿児島県霧島市)
 「空気の壁」で完全分煙
  誰もが楽しめる空間に

鹿児島県霧島市の『まるみつ霧島店』は、今年4月に全面リニューアルを行い、空調システムを活用した「完全分煙」を実施した。空気の壁と気流を用いた、全国的にも珍しい分煙手法。「効果が高い」とファンそしてスタッフからも高い評価を得ている。

『まるみつ』の屋号で九州全域にホールを展開するひぐちグループは、今から23年前、ホールでタバコが吸えることが当たり前だった時代に、日本初の完全禁煙店舗をつくるなど、「快適な遊技環境」を創るために常に新しいことにチャレンジしてきた。

鹿児島県霧島市の『まるみつ霧島店』は2009年に総台数652台の大型の全面禁煙店としてリニューアルし、タバコを吸わないファンに支持されてきた。しかし、「喫煙者も非喫煙者にも楽しんでもらいたい」との想いから、今年4月に完全分煙店舗にて再度リニューアルした。

「はじめは喫煙可能なコーナーと禁煙コーナーの間に間仕切りを設けることを考えましたが、店内に壁をつくると、お客様の回遊性に問題が生じないかという懸念が残りました。コストや工期を考えても間仕切りを設けることが最適かという迷いがありました」と小川慎一課長は振り返る。

といって、間仕切りを設けずに島単位で「禁煙コーナー・喫煙コーナー」とゾーニングするだけでは、空気が混ざり合ってしまい、タバコの煙に敏感な非喫煙者に不快感を与えてしまう。

そこで採用したのが、「空気の壁」で禁煙コーナーと喫煙コーナーを仕切る分煙手法だった。これならば回遊性の問題も発生しない。空気環境ソリューションを提供するJ.G.コーポレーションからの提案だった。

その仕組みはこうだ。まず、既存の床置きダクト空調の5系統をそのまま活用し、禁煙側をOA給気に、喫煙側を排気とすることで、タバコの煙が禁煙側に入ってこないような空気の流れを作った。そして、禁煙・喫煙の境界部の天井にダクトを設置。そこから空調の風を真下・真上に送り出し「エアカーテン」で仕切った。これで、両コーナーの空気が混在する心配がなくなった。

さらに、J.G.コーポレーションの換気自動制御システム『NOAH』を導入。『NOAH』は複数のセンサーによって店内の空気の汚れや温度、湿度を感知して換気量をコントロール。店内の空気を常に快適な状態に保つ。

これらの効果は絶大だった。『まるみつ霧島店』の島村昌宏主任はこう語る。

「第一に考えたのが、従来の禁煙店舗を支持してくださっていたお客様に不満を与えないようにすること。『禁煙店舗が好きだったのに、タバコの臭いがするようになったから他店に行く』と言われてしまっては、この試みは失敗だと思っていました。リニューアル後も、従来のファンの方は来店してくれている。『禁煙コーナーは全くタバコの臭いがしない』と好評です」

同店は、このリニューアルを機に約70台増台したが、客数が大幅に増えたため、全体の稼働は上がった。「喫煙者も非喫煙者も関係なく、地域の方に喜んでもらえる店を目指していきたい」と島村主任。

ひぐちグループではアンケートやスタッフが直接聞き出した、ファンのニーズや不満を全社で共有し、店舗づくりにつなげている。「タバコの煙対策」に関する要望は全店を通して、非常に多いという。今後の新店および既存店の改装では、J.G.コーポレーションが提案する分煙スタイルおよび換気自動制御システム『NOAH』を導入していく方針だ。

まるみつ霧島店

まるみつ霧島店

A/禁煙コーナーは1円パチンコで構成した
B・C・D/「家族や友人にプレゼントしたくなるような賞品」を取りそろえた
E/禁煙・喫煙コーナーの境界部の天井に設けた空調ダクト。ここから出る空調の風が、両コーナーを仕切る「エアカーテン」を創り出す
F/来店客に分かりやすいように喫煙コーナーと禁煙コーナーを告知
G/禁煙コーナーのすぐ側に喫煙可能な休憩コーナーを設けている
H/鹿児島県霧島市のパチンコ激戦区にある『まるみつ霧島店』

※「NOVEMBER2013 Amusement Japan」に掲載

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